読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

シーホースとナッツ

父親目線で、長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育ての記録や思ったことなどを書いていきます。

風疹について、正直な思い

思うこと

風疹の問題が日に日に大きくなっています。
NHKでは日々「ストップ風疹」という
キャンペーンが行われているし、
今日は「クローズアップ現代」でも
特集が組まれていました。

正直、「妊娠初期に風疹にかかることで
生まれる子どもに障害が出る」なんてことは
ごく最近まで知らなかったし、もっと言うと
ワクチンで防げる感染症全般に対して、
命に関わるようなものでなければそれもまた
経験なんだから、かかってもいいんじゃない?
と、きなこが生まれる頃まで考えていました。

その後、いろいろヨメと一緒に勉強して
自分の無知を恥じることになるわけですが、
それでもまだある程度、自分の価値観との間で
揺れ動くものがあるのです。
それは「障害があるのって、悪いことなの?」
という一つの考えのこと。

まずそれ自体、すごくすごく複雑な問題です。
現実に今この日本において
障害を持って生きていくことの大変さは、
バリバラ」みたいな番組を見ていると
本当に毎週ヒシヒシと感じさせられますし、
「ないならないに越したことはない」という
意見はやはり、正しいのだろうと思います。

とはいえ、最近「出生前診断」のニュースでも
議論になっていた、障害があることを
初めから「悪いこと」のように決めつけて
忌み事のように避けようとする考え方には
やっぱりモヤモヤしたものを感じるし、
それでは障害というものに対して理解する
機会を失ってしまうような気がします。それに
「欠けているものがあっても人生は楽しめる」
ということを子どもに教えていくことこそ、
人生の先輩である我々の役目なんじゃないの?
とも思うのです。

でも、じゃあそれをいま実際に
障害のある子を抱えて大変な思いをしている
親御さんに、面と向かって言えるのか?
と問われればやっぱり心は揺らぐだろうし、
自分の中でも一朝一夕に答えの出るような
問題では到底なさそうな気がします。

では今の時点で自分の、ワクチンに対する
行動の判断基準は何なのかというと
それは1つで、「もし子どもに何かあったら
きっと母親は自分を責める」ということです。

うちのヨメも、もし現実にそうなったとしたら
どんなに理屈で自分のせいではないと
わかっていても、やっぱりきっと自分自身を
責めてしまうんだろうと思います。
これはどうにもならない感覚なんだろうし、
そこの゛男女の違い゛は明確にあると
思った方がいい。そして夫は、
妻のその思いを想像する力を持つべきだ。
というのが、僕なりの判断の決め手です。
自分の子どもにどうしたいかの前に、
自分の妻にどんな思いをさせたくないか。
そう考えた結果、ムスメには全てのワクチンを
接種してもらうことになりました。
そうして去年、日々パズルのように
スケジュールを組んで病院に通ったのです。


さて、話は戻って風疹です。
僕はちょうどワクチンの接種が全くされて
こなかった30代男性という枠に入りますが、
実は過去に2度も自然感染をしています。
これならもう十分に抗体はできていると
思ってしまいたいところだけれど、
逆に2回かかったということが
「1回では抗体ができない、もしくはすぐに
値が下がってしまう」体質なのではないか。
そういう思いがあって悩んでいます。

別に今すぐ「2人目」を考えている訳でも
ないのですが、まずはそんな自分の状態が
どうなのかが知りたくて、予防接種より
「抗体検査」の方に興味がありました。
そこで近くの病院に問い合わせてみたところ、
どこもMR(風疹単体は品切れ)が1万円弱、
風疹の抗体検査だけでも5000円。
…正直、高いです。

うちの自治体では接種費用に助成があるものの
残念ながら男性は「妻が妊娠中」の人だけで、
母子手帳での確認が必要だとか。
そんなものが手に入る頃では手遅れなんじゃ…
(実際きなこの妊娠がわかった時も、医者から
胎嚢が見えるまでもらっちゃダメと言われた)
なんてことも思いますが、
とにかく僕の場合は接種にしろ検査にしろ
全額自費で受けるしかありません。
結果、結論が出せずに二の足を踏んでいます。

正直この接種費用、よほど意識の高い人か
お金に余裕のある人でない限り
なかなか簡単に出せる額ではないですよね。
実際問題、無料にしたところで行かない人は
行かないんだろうから、もっと対象を広げても
確保した予算ほどには達しないだろうし、
なんなら「全額補助」じゃなくても、
それこそ1000円だけでもいいですから
全員を対象にしてもらえないものでしょうか?

なんてことを地元の自治体にグチっても、
自治体はなけなしの予算を何とか捻出して
くれているだけまだマシで、国に至っては
そもそも1円も出すつもりはないらしいから
もう腹立たしいったらありません。
今日のクローズアップ現代でも
日本の政府の無策ぶりと責任放棄っぷりが
暴かれていましたが、
何でもかんでも自己責任、の今の日本には
ほとほとうんざりしています。

それでも、番組内で厚労省の担当者が
まるでキーワードのように言っていた
「世論」という言葉。
その世論が日本のワクチン政策を
ここまでダメにしたと言うのであれば、
それさえ逆転すればこの前の「不活化ポリオ
ワクチン」のスピード承認のように、
良い方向にもって行くことも可能ということ?
なんてことを、世論の一部を形成する
1人の市民としてぼんやり考えるのです。

だとしたら何とか前向きになって、
こうやってメッセージを出し続けることは
全く無意味なことでもないのかな?と信じて
これからも何かを言い続けていきたいと、
今日のところは思うようにします。

でもやっぱり助成は少しでもいいから欲しい!
そしたら土曜日に病院に行きます。