シーホースとナッツ

長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育て中に考えたこと、の保管場所。

ヒクメン

いつも読んでいる「パパスイッチ」というサイトから
イクメンの定義って何?」というアンケート
来ていて、何だかモヤッとした気持ちになったので
書いておこうと思います。

そもそも、「イクメン」という言葉が
世間を闊歩していることに、違和感を感じます。
個人的な感覚で言えば、子育ては夫婦二人でやるのが
「当たり前」であって、「子育てに協力的な父親」
という概念が存在すること自体がおかしいからです。
それは「子育ては母親が一人するもの」という
前提があるから成り立つ考え方だと思うのですが、
だとすると「イクメン」なんていう言葉が
まかり通るということは、世間的にはまだまだ
そういう意識ですよ、ということなのでしょう。

もちろん、多くの夫婦が実際には二人で協力して
子育てして来たはずなのですから、
ことさら「イクメン」なんて呼ばれることを
もっと否定していいと思うのです。
それは逆だろうと。
特別なのは、本来二人でやるもののはずの育児に
関わろうとしない父親、の方であるはずです。
もし世間的に取り上げるのならば、
そっちの方であるはずじゃないかと思うのです。

だからあえて同じ表現を借りるとすれば、
育児に消極的な父親の方をこそ
「非イクメン=ヒクメン」とでも呼んでもらって 、
むしろ「恥ずかしい人」として扱ってもらいたい、
くらいに思います。

それは冗談としても、少なくとも育児をする父親を
特別視することが終わらないうちは、
子育てにおける父親と母親それぞれの存在を
フラットに見てもらうことなどできないし、
その風潮が終わって初めて、それぞれの役割分担に
ついての議論ができるんじゃないかと思います。

というか僕からすれば、
こんな楽しいことに関わろうとしないなんて
もったいないですよ、ヒクメンの皆さん!
というところですね。