シーホースとナッツ

長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育て中に考えたこと、の保管場所。

ひどいことをした

この週末も大変削れました。
子ども達の週末への期待値が高いせいなのか、
とにかく要求が嵐のように襲ってきて
しかも瞬間湯沸かし器的に発生するので
いちいちそれに同じ温度で対応していたら
とても身が持ちません。
上手く温度が下がるタイミングまで
いなす技術がもっと必要だなぁと思います。

ところでここの所、あんこの「拒否力」が
とんでもないレベルになっていて、
否定語のバリエーションがものすごく
ちょっとこっちが要求を出すと
たちまち「も~イヤだ!」と返してくるので
それはこっちの台詞だよ…ということが
一日に何度もあります。

そんな火曜日のこと。毎度のごとく
お風呂に誘っても拒否されまくり、
やっとのことで脱衣所まで来させて
「これとこれ持って行く~」と
オモチャの選定までしたにもかかわらず
急にまた頑なになってしまい、
さすがに時間的にも限界だったので
無理矢理脱がしてお風呂に連行したのですが、
これが大いに泣かれまして。

そのことで、それから数日
ずーっとクヨクヨしてました。
もちろん、やむにやまれぬ事態だったとは
思うのです。
いつまでも子どものグダグダにつき合い
続けることなんてできないし、
大人の側にも都合があるし、
理屈で説明してわかってくれるような
発達具合でもないし。
だいたいきなこの時なんかもっとしょっちゅう
お風呂がイヤだと渋りたおす本人を
強制的に連れて行って泣かれてたものでした。

ただそうやって無理矢理大人の力でもって
強制的に事を運ぶことは
「ひどいことをしている」のだ、という自覚は
持ち続ける必要があるのだろうと思います。
これをやるのを「当然のことだ」と
思ってしまわないこと。
この申し訳なさ、後ろ暗さをちゃんと自分で
引き受けていかなきゃいけない。

そして、きなこの時よりその回数を
減らせていることと、
それがひどいことだとその頃以上に思えている
その感覚のアップデートができている事実を
むしろ良いことだと捉えて、
なるべくそれを避けられる方法をこれからも
ひねり出していこうと思うのでした。

ひとまず次の日のお風呂の前には本人に
昨日はゴメンねと話し、
無理矢理はやらないようにがんばることを
伝えました。
削れる量を最小限にしつつ
ひどいことをしないで済むように対応するのは
やっぱり大人の側の役目かなぁと思うのです。