シーホースとナッツ

長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育て中に考えたこと、の保管場所。

がんばりポイント

この週末は、小学校の運動会がありました。
きなこは1回も練習に参加してませんが、
様子だけは見に行きたいということで
あんこも連れて行ってきました。

が、会場の人の多さと、ちょうどやっていた
かけっこのピストルの音がダメだったらしく
滞在5分ですぐその場を後にしました。
このリアクションがヒントになると思うので
後日学校にフィードバックしたいと思います。

今回はじめて学校の運動会に行ってみて、
周りからわらわら人が集まってくる感じが
ああ地域のお祭りみたいなものなのだな、
という印象を受けました。
これだけの人数が押し寄せるイベントを
先生やPTAだけで回すのはたぶん無理なので、
おそらく相当数の地域の人達が
協力して成り立っているのでしょう。
皆さん本当にお疲れさまですという
気持ちと同時に、はたしてそれだけの
大規模なものにする必要がどれだけあるの
だろうか、とも考えてしまいました。
いったい誰のためのイベントなんだろう、
子どもががんばる姿を見たくてしょうがない
っていう感覚とはどんなものだろう、
みたいなことをぐるぐると。

物語なんかで、主人公がミスをして
ピンチに陥る、というような展開が
我が家は親子揃って苦手なのですが、
個人的には登場人物に災難が降りかかって
困難な状況を何とかがんばって乗り越える、
みたいなものも年々ダメになってきています。
特にそれが子どもだったりするとなおのこと。
娯楽としてそういうものが求められるのには
どういう心理があるんでしょうね。

そういえば、今日たまたまテレビで出てきた
「根性」という言葉の意味を聞かれたので、
「すごく無理をして本当はないはずの力を
ムリヤリ出すことだよ。まああんまり
いいことじゃないねぇ。」と
説明しておきました。
少なくとも、他人からそれを強要されるのは
決して望ましいことではないと思います。

がんばるということで言うと、相変わらず
お風呂にしろ歯磨きにしろ食事にしろ
きなこの「めんどくさい」が強すぎて
毎日のようにやりたくないでもやるべきか…
という間でウンウン悩んでいるので、
一方で毎日「早くゲームやりたい、もっと
やりたい」と言っているし、それならそれを
モチベーションにしてみたら?ということで
「がんばりポイント」というシステムを
提案してみました。

やりたくないけどやった方がいいことを、
自分なりにがんばって出来たら1ポイント。
溜まった分は1ポイントを5分に換算して
好きな時に普段のゲーム時間に上乗せできる。
ついでにママの家事を手伝っても1ポイント。

最初説明した時は、そうやってポイントを
溜めること自体がめんどくさい…と
言われましたが、システム導入のサービスで
初回に2ポイントつけるというで話をしたら
乗ってきたので、早速やってみることに
しました。
そんなにガチガチの運用をするつもりはないし
こっちからそれを餌に迫るつもりもないですが
本人的に悩んでしまった時の後押しになれば…
ということでとりあえず始めてみます。

で、さっき寝る前には「そのポイントは
ゲーム時間以外にどんなことに使える?」と
想定外の質問が来たので、軌道に乗るようなら
いろいろと考えていきたいと思います。

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今週、僕らが9回目の結婚記念日だと聞いて
きなこが描いてくれたお祝いの絵。
毎日特に何もいいことがないと、こういうのが
ご褒美になったりするのだなぁという気持ちも
わかるのですが、でもこれを子どもに対して
求めてしまうのも違うよなぁと思うのです。