シーホースとナッツ

父親目線で、長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育ての記録や思ったことなどを書いていきます。

「ほんとにもうしわけない」

週末の食事が苦痛です。
原因はあんこです。

食事中に出歩くのはもうデフォルトで、
気まぐれに食べたり食べなかったり
食べないのかと思って片づけようとしたら
ふいにまた戻ってきて食べたりと
まあ2歳児らしいと言えばそうなのですが、
それに加えてこちらが食べているものばかり
欲しがって、黙って手を伸ばして皿からものを
奪っていったり、拒否すると大暴れしたりが
毎回のように発生していて、
今日は我々が食べていたカレー(辛いやつ)に
ロックオンされてしまい最悪でした。
かと思えば本人に出したものは食べもせず
手でこねて遊んでいたりするし。
目下の我々の願いは
「ゆっくり楽しく食事がしたいねぇ…」です。

さて、前回の日記を書いたのが
連休の最終日のこと。
明けて月曜日、きなことの史上最大の戦いが
待っていたのでした。
前日の夕方にも兆候はあったわけですが、
朝起きて、ご飯を食べ終わるくらいから
「学校行きたくない…」が始まり。
とは言えそこまで思い詰めた感じでもなく
前の週の休み明けよりは余裕が見えたので、
今回は何とか押せば行けるんじゃないかと
とりあえず準備を進めさせて、ちょっと
強引ではあったものの出発できる所まで
持っていきました。

でも玄関を出た所でまた立ち往生、
文字通りの押し問答になり、
さらに何とか学校までは歩けたものの
校門の所で再び立ち往生、
場所が場所だけに中から先生なんかも
出てきちゃって、最終的には昇降口で
ほぼ無理矢理上履きに履き替えさせて
1時間目が終わって駆けつけた担任の先生に
泣きながら強制連行されていきました。

自分自身が泣きそうになりながら
家に戻って大急ぎで準備して、
普段よりだいぶ遅れて会社に着くまでの間、
ずっと考えていたのは「やっぱり誰かは
”学校なんて行かなくていいよ”と
言ってあげる人が必要だ」ということ。
僕は立場上「学校行こう!」と言うしかない。
そしていざ学校に行くと、そこにいる全員が
「学校行こう!」という姿勢で待ってる。
実際この日も校門の所で、先生2人と計3人の
大人に囲まれて、きなこはあまりにも
孤立無援の状態に置かれてしまいました。

だから、きちんと子ども側の気持ちに立って、
「学校イヤだよね、行かなくていいんだよ」
といってあげられる大人が必要なんだと
強く実感したのでした。
そうやって味方になってくれる人がいることで
逃げ道もできて、それが心の余裕になって
行けるようになるかもしれないし、今回は
何とかなりそうという感じがしたので
押してしまいましたが、それでも無理な時は
きちんと本人の意思を尊重して、
実際に「行かなくていいよ」の意見の方を
採用してあげることも大切だなと
改めて思ったのでした。

ということで、通勤の道中で妻にその役割を
やってもらえるように重ねてお願いし、
加えて学校から帰った後のフォローも
お願いしておきましたが、実際には朝のことは
なかったかのように元気に帰ってきたようで、
夜僕が帰った時も「普通に行けたよ!」と
ニコニコで報告してくれて、次の日からも
もう行きたくないとは一言も言わず
一週間無事に通うことができました。

明日からはまた休み明けでのスタートで、
やっぱり寝る前には「行きたくない!」が
1回だけ口から出たので、正直起きてみないと
どうなるかはわかりませんが、とにかく
向き合っていきたいと思います。

そんなふうに、お互いボロボロになりながら
2人で学校に行った月曜日の夜。
寝る前の布団の上で
「今日は本当によく頑張ったね!」と
背中を撫でながら言うと、向こうも
「ほんとに!ほんとに!」と返してきました。
そして「行きたくないのに無理矢理連れてって
申し訳なかったね」と続けると、
なぜかきなこも手を合わせる仕草をして
「ほんとにもうしわけない!」と言うのです。
何で謝るのか訊いてみたら、
こちらもむりやり腕を引っ張ったと。
行きたくないとパパを力任せに引き留めた、
そのことを謝りたいというのです。

それ以上はなかったですが、
本人も「行かなきゃいけない」という思いと
「でもやっぱり行くのが恐い」という思いで
ものすごく戦ってたのだろうなぁと
その時に気づきました。
そんな葛藤の中で、「行こう!」と繰り返す
父親に対して、申し訳ない気持ちを本人に
持たせてしまっていたのだなぁと。

この時のきなこのこの姿は、
たぶんこれから先もずっと忘れられないものに
なるんだろうと思います。

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週末はリクエストがあって大きな公園へ。
池のボートにも乗りました。