シーホースとナッツ

父親目線で、長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育ての記録や思ったことなどを書いていきます。

「頑張ろう」は良いことか

4月が終わりました。

ていうかまだ4月!?
きなこが入学してからまだ3週間しか
経ってないし、
先週の月曜に風邪を引いて学校を休んでから
まだ1週間しか経ってない!

…と感じるほど、濃くしんどい日々が
続いています。
でも、誰より頑張っていたのは
きなこ自身であるはずで、今回の風邪も
その疲れが出たのだろうと思います。
2日続けて休んだ次の朝、体調も戻ったし
また行きづらくなってしまう前に何とか今日は
行ってもらえたら…と思っていましたが、
「学校が恐い」と大泣きされてしまいました。
最悪だった入学式からここまで、本人なりに
今度は頑張ろうという意気込みで
不安と戦いながらやってきたのであろう
緊張の糸が、休んだことで切れてしまった
ような感じでした。

その頑張りを労い、わからないことばかりの
毎日で恐いと思うのは当然だということ、
特にキミは先生から言われたことを
「ちゃんとやろう」って頑張ってしまうから
毎日ただぼんやりと学校に行くのより
ずっとずっと大変な思いをしてるんだよ、
という話を挟みながら、とにかく好きなだけ
泣いてもらいました。

最終的にはこの3週目を乗り切ったご褒美を
週末にちゃんと用意してあることと、
とにかくこの日一日を頑張ったご褒美に
追加で何かほしいものはあるかを聞いて、
そこで手打ちになりました。
登校時間を30分を過ぎていましたが、
何とか無事自分から学校に行けたのでした。

以前だったらいくら理屈で押そうが
感情で無理となったら打つ手なしだったので
ああまたあの時と同じようになるのかな、
この学校がダメだったら代わりに本人が
安心して勉強できる場所を探すところから
やるのかな…という思いもありながら
やれるだけの対応をしてみましたが、
きなこ自身の中にもやっぱり「行かなきゃ」
という思いがあったのかなぁと思います。
その踏ん切りをつけるための儀式が
ご褒美のおもちゃなら、安いものです。

泣かれつつ、どうやったら行けるだろうかを
あれこれ考えている中、ふと思ったのが
「頑張ることは良いことだ」と僕らは本人に
思い込ませすぎているのではないか、
ということでした。
それがきなこを苦しめているのでは、と。

私達は日常的に子どもに対して
「頑張ろうね!」と言ったり、
実際頑張っている姿を見て「頑張ったね!」と
褒める言葉を投げかけたりします。
そうすれば、当然子どもの側にも
「自分は頑張った方がいいんだ」という
意識が作られていくことになります。
その方が周りの大人がみんな喜んでくれると。
もちろん個人差が大きいし、それはきなこの
性格によるものなのだろうとも思うのですが、
学校でも先生が「これをやりましょう」と
言ったことに対して、とにかくちゃんとやろう
頑張ってしっかりやろう、と思ってしまう所が
あるように見えるのです。
その分労力もたくさんかかるし、できないかも
しれないというプレッシャーも重くなります。
それが、学校に行くことに対する抵抗感に
なってしまっているのではないか、と
そんなことを考えたのでした。

それで、上にも書いたように
本人にはもうとっくに頑張ってることと、
実は学校が楽しくてしょうがない場所に
見えてる子もきっといて、それは案外
先生に言われたことを全然ちゃんとやろうと
してないから、大変なことをしないから
楽しく思えるってだけだったりするかもね、
でもそれでも別にいいんだよ、という話を
したのでした。

「頑張る」というのは、あくまで本人の意思で
やろうと思ってやることであって、
周りから強制されるものではないはずです。
強制とまで言わないまでも、子ども自身に
「ここは頑張っといた方がいいんだろう」と
思わせて、気を遣わせて頑張らせるのは
結果的に強制しているのとあまり変わらないの
ではないかと思うのです。

給食が始まった日、学校まで送りながら
そういえばこんな言葉をかけました。


その時はそこまで意識していなかったけど、
改めて自分達が発する
「頑張ることは良いことだ」
というメッセージが、
結果的に「私は頑張らなければならない」と
伝わって子どもを追いつめていないかどうか、
常に気を配っていこうと思ったのでした。

連休前半が終わり、また明日から学校です。
さっき寝る前に「やっぱり学校ヤダ」と
いう言葉が本人の口から2度ほど出ました。
結果どうなるか、決めつけることなく
明日を迎えたいと思います。

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今週頑張ったお祝いに用意したご褒美。
同時に僕ら親2人が、ここまで頑張った
ご褒美でもありました。