シーホースとナッツ

父親目線で、長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育ての記録や思ったことなどを書いていきます。

性教育をした話(5歳児編)

昨日も今日も暑かったけどカラッとしていて
気持ちよかったですね。
それにしても昼間が長いです。
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僕と妻が初めて会ってから丸10年を迎えたり、
あんこが自分専用に買ってもらったクレヨンで
お絵かきに猛烈にハマるという
割と大きな出来事があったこの週末ですが、
実はもう一つ大きなことがありました。

現在5歳のきなこに、
「赤ちゃんのできる仕組み」を
詳しく話して聞かせたのでした。
ことの発端は5日ほど前の夜、きなこが
「女の人は大人になったらみんなおなかに
赤ちゃんができるの?」と
聞いてきたことでした。
その前段階として、赤ちゃんが女の人の
おなかで大きくなって出てくることは、
妹の誕生時に自分の母親の様子を見て
はっきりと分かっていたので、
直前の会話から察するに「いつか自分にも
そういうことが起こるのだろうか?」と
何となく不安になっているようでした。

「そんなことないよ、いろんな準備をして
初めて赤ちゃんができるんだよ」と返すと、
「どんな準備?」とさらに聞いてきたので
これは良いきっかけだなと思ったのと、
彼女の不安を解消するにははっきりと
全体をわかってもらうべきだろうと思い、
ここできちんと話をすることにしました。

ただ、言葉で説明するよりは絵を使った方が
よりわかりやすい気がしたので、
こんど絵本を借りてそれで説明するから
ちょっと待ってね、とだけ話し
その日はいったん保留となりました。
そしてネットで検索して見つけた
「包み隠さず書いてありそうな本」を2冊、
図書館で予約してさっそく届いた昨日の夜
本人に読んで聞かせたのでした。

まず1冊目がこの本。
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これは、正直言って期待はずれでした。
出版年を見たら何と1974年で、
時代的にしょうがないのかもしれないのですが
まず関わっているのが全員男性だし、
全体的に照れているような感じの語り口で
言い回しがまどろっこしいわりに肝心なことは
言ってくれないし、それでいて余計な話は
やたらと多くてとにかく文章が長い。

途中までがんばって読んでいましたが
「子どもの疑問に答える時に大人が照れてて
どうするバカ!」とだんだん腹が立ってきて、
本人に聞いたらよくわかんないというし
後ろで聞いていた妻からも
「いらない話が多すぎる」とつっこみが入るし
もう後半はほとんど飛ばし読みになりました。
で、最終的にはテキスト関係なく
本人が気にしていた「こういうことをしなきゃ
赤ちゃんはできないし、女の人が全員
子どもを産まなきゃいけないわけじゃないし、
それはあなたが自分で決めればいいんだよ」
という話と、うちの子ども達は2人とも
パパとママが2人で話してそうしたいと決めて
生まれてきたんだよ、という話をしました。

本人にどこまで理解できたかは
わかりませんでしたが、そのあとみんなで
2人の子どもの名前がどうやって付いたか
の話でずいぶん盛り上がり、本人も何だか
うれしそうに見えました。

前日の反省を受けて、2冊目の本は
あらかじめ自分で目を通しておきました。
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こちらは95年の発刊なのでだいぶ新しく、
絵もわかりやすかったりちゃんと帝王切開の
話などにも触れてあったり、前書きのところに
゛出産の時、医者と、どこで、どのような
かかわりかたをして子どもを産むのか
決めるのは女性の権利である゛ということが
書いてあったりと、割といい感じでした。

ただ体の部位の名称など、用語がやたら多く
何だか「お勉強」な感じが強かったので、
今日読んであげましたが同じくかいつまんで
ほとんど文章はなぞらずに説明しました。
本人もただ聞いているだけじゃなくて
「これはこういうこと?」と質問が出てきたり
していたので、一応理解はできたようです。


ということで今回絵本を使って
やってみましたが、結論としては
「自分でしゃべった方が早かった」。

確かに絵は理解に大変役立ちますが、
それだって自分で書いちゃった方が早いし
もう何だったら自分で絵本作っちゃった方が
よっぽど手っ取り早い気がしました。
このあと何年か後にはもう1人にも同じ話を
することを考えると、本当に一冊
「5歳からの、自分でも読める性教育絵本」を
作っちゃいたい気分です。

特に今回思ったのは、ちゃんと子どもの疑問に
答えられるものであって欲しいということ。
子どもが知りたいのは、別に体の部位の
正式名称なんかではなくて、
自分がどういう形でこの世に生まれてきたか、
そして将来自分はどうしたらよいのか、
ということなんじゃないかと思うのです。
それを彼らにきちんと教えてあげて欲しい。

また、今回きなこの場合は自分が女の子だから
「大人になったら自分の体に起こること」
として、リアルな不安になっていたからこそ
自分から聞いてきてくれたけれど、
それこそ男の子であれば一切そんなことを
知らずに大人になることもできてしまう。
そのことの弊害が実際に起きているわけで、
本当に家庭教育なんかじゃなくて
社会全体でそういうことを教えられる
仕組みができていって欲しいと思います。

ちなみに今回はきっかけがきっかけなので
「赤ちゃんはどうやってできるか」
という内容にしぼって話をしましたが、
プライベートゾーンは他人に触らせないとか、
子どもを作るということはその人生に
責任を持つということになるんだとか、
いつどうやって子どもを産むか、あるいは
産まないかを決められるのは本人だけあり
その人の体はその人だけものものであるとか、
性教育」は決して「性行為の教育」だけの
話ではないので、そのあたりも含めて
子ども達にきちんと教えられるように
社会がなっていかないといけないと思います。

本当に絵本を作るかどうかはわかりませんが、
これからも子どもと接していく中で
彼らから聞かれたこと、
自分が「伝えたい」と思ったことは
なるべくまとめておくつもりです。