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シーホースとナッツ

父親目線で、長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育ての記録や思ったことなどを書いていきます。

「すくすく子育て」で懺悔した件

日記

今週のすくすく子育ては、「いい母の重圧」が
テーマでした。

いい母の重圧 【すくコム】

番組放送前は、お母さん達が感じてしまう
その重圧の正体が、社会全体から母親への
「子育て責任の押しつけ」であることには
僕が普段から問題意識を持っているので、
もしそのことをスルーして母親個人の
心の持ちように終始するなら批判してやろう
くらいに思っていたのですが、いざ放送を
見てみたら事態は意外な方向に行くことに
なったのです。
それは、普段から僕が感じている
「罪悪感」に原因がありました。

まず最初の質問、仕事から帰ってきた夫に
「笑顔で迎えてほしい」と言われたことで
プレッシャーを感じている、という女性。
実はこれが、僕自身にとって
大いに心当たりがある話だったのです。

僕も平日、仕事の間は子ども2人の世話を
妻に任せてしまっていることもあって、
土日はせめて負担を軽く過ごしてもらえるよう
できるだけ意識しています。
でも実際は、たった数時間子どもを連れて
外に出ようが、逆に妻が一人で外出して
多少の自由な時間を持ってもらおうが、
はっきり言えば焼け石に水なのでしょう。
日々の負担を吹き飛ばせるほどの効果は
ないのだろうと思います。
相変わらず子どもにはイライラしているし、
週末の2日間ぐらいで目に見えるような変化が
起きるわけもないのです。まあ当然です。

しかしそのことが、僕の中で無力感になって
跳ね返ってきてしまうことがあります。
いくら土日をそういう風にしてがんばっても
結局平日と同じように不機嫌になっている
姿を見て、「こんなにがんばったのに…」と
妻のことを責める気持ちになってしまっている
自分に、時々気づくのです。
妻のイライラを減らすためにやっていることが
いつしか僕自身のイライラに変わって
相手に向かってしまっているという、
その本末転倒ぶりに激しく自己嫌悪に
陥ることがこれまで幾度となくありました。

さらに番組内で、3つ目の質問の際
「思っていたようないい母になれない」という
話の中で、「旦那さんはどうですか?」と
出演者の男性に質問が飛びました。
その夫の方は「どちらかというと子どもの側に
立つので、そういう意味では彼女を孤立させて
しまっているのかな」と答えたのです。
これもまた、まさしく僕が普段から
強く自己嫌悪とともに感じていることでした。

普段親として子どもに接している中で
一番というくらいに気を付けているのが
「2人がかりで責めない」ということ。
大人2人に同時に責められれば、子どもは
孤立してしまい、逃げ場がなくなってしまう。
だから怒るのは親のどちらかだけで十分で、
もう一人はその時こそ子どものフォローに
徹するようにしようと心がけています。

もとより、恐らく僕の方が子どものすることに
口出しをする基準が低いこともあって、
どうしても妻の側が注意する、それを僕が
フォローするという図式になる機会が多い。
実はこれは以前から夫婦間で話が出ていて、
僕が子どもをかばって妻が孤立する状況が
本人的にも決して気分は良くないということは
直接言われていたことでした。
だから、最初に子どものフォローに回るのは
仕方ないとしても、その後できちんと妻にも
フォローをすることが大切だというのは
重々わかっていたのですが、
正直それがちゃんとできていないことも
自覚していて、それもまた罪の意識として
自分の中に積み重なっていたのでした。

そんなことを立て続けに浮き彫りにされた
今回の放送を、一人打ちひしがれる気持ちで
見ていた僕は、一緒に見ていた妻に番組終了後
正直にそのことを話し、懺悔しました。

その結果、妻から帰ってきた言葉は
「番組で言ってたとおり、”人間だから”で
 いいんじゃない?」と。
確かに番組の中で、講師の大日向先生が
人間宣言しましょうよ」と仰っていました。
感情の生き物なのだから感情的になって当然、
上手くできなくて当たり前と思って、
上手くできなかったら後で反省し
2人で調整してやっていけばいい。
そういう趣旨のことでした。

妻からは、結局そうやって僕が
「フォローしなきゃ」と頑張ることは、
僕は僕で「いい父・いい夫であれ」という
重圧に苦しんでいるのと同じだと。
そちらもそちらで「できなくてしょうがない」
という気持ちでやればいいんじゃないかと
言われました。

確かにその通りでした。
土台2人きりで仕事と家事と2人の育児を
全部完璧にこなすのは無理だというのは
最初からわかっていて、お互い共通認識に
なっていたはずでした。
最初から無理なことは無理、
できないことがあってもしょうがないと
2人で言い聞かせて始めたはずでした。
でもどこかで「もうちょっとできるはず」と
いう自負が自分の中にあったのだと思います。

現実を見れば、1日1回は爆発しとかないと
いられないのかというくらいキレまくる長女、
上手く昼寝ができないといって金切り声を
あげまくる次女、そして毎日の出勤前には
「今日こそはスムーズに出られるかな…」
という期待を脆くも打ち砕く、
長女の登園拒否や食事の遅れ、突然のトイレ、
着替え面倒、髪を結べ、靴下はこれじゃない。
さらに次女のオムツ替え、猫の嘔吐などなど…
不測の事態の連続で、おおよそイライラせずに
家を出られたためしがないという毎日です。

そんな日々の中で、妻に対しては「大人だし」
ということであまりフォローもできなければ
イライラの矛先が向いてしまうこともあるし、
何でそれくらいやってくれないの、と
責める気持ちになってしまうこともある。
結果そんな自分も責めれば、妻に対しても
申し訳ない気持ちばかりが募っていましたが、
それも今の状況を考えれば「しょうがない」と
割り切ることも必要なのだと思います。

起こってしまったことを自己嫌悪するよりも、
そういう気持ちを後でもいいから相手に伝えて
何とかぼちぼちやっていく道を探っていく。
お互いにそういうことをやる機会も
最近の怒濤の日々の中ではあまりできて
いませんでしたが、今回のことがきっかけで
久しぶりにしっかり会話ができたことは
僕にとって非常にありがたいことでした。