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シーホースとナッツ

父親目線で、長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育ての記録や思ったことなどを書いていきます。

入園式の長い一日

今日は、一週間前の雨の予報を覆して
晴天にも恵まれ、
前日から発症していた僕の風邪が
きなこにうつるのではないかという不安も
杞憂に終わって、元気に起きてきたきなこ。

しかし心配していたスカート問題は、
色々と手を打っていたにも関わらず
やはり出発前になって勃発してしまいました。
スカート自体はむしろ喜んで履いたものの、
それはあくまで普段着のズボンの上から。
ズボンは脱ごうよと言っても
「このまま行く!」の一点張り。
それより何より猛烈に拒絶されたのは、
通園服の白いブラウスに着替えることでした。

約1時間、説得・放置・励ましを続けたものの
結局時間切れで無理矢理着替えさせることに。
大泣きされながら2人がかりで着替えを終え、
帽子はこの際かぶらせるのをあきらめ、
涙と鼻水を拭きながら抱っこで出発。
そのまま幼稚園まで連れていきました。

着いてからも機嫌は治らず、まず園庭の遊具で
遊ばせろという声をなだめて教室に入るも、
用意されていた自分の席には座れず
置かれていた名札を付けることも断固拒否。
入園式会場に移っても、結局園児用の席の
一番後列に座り、そのすぐ後ろにヨメが座り、
壇上に背を向けたまま入園式はスタート。
その後一切前を向くことはありませんでした。

永遠に続くかと思われるほどに長い
園長先生の自己満足的な挨拶が終わり、
さらに誰だかよくわからない人の話も終わり、
もっとよくわからない誰かの祝電の読み上げも
終わったあとには、明らかに子どもの扱いに
慣れてなさそうな、やたらと声の大きい
おじさんによる写真撮影も、終始な様子ながら
持ちこたえたものの、教室に戻った頃には
きなこのストレスもいよいよ限界に。
更に続く担任の先生の親への説明の間は
教室の隅に隠してあったブロックを持ち出して
(というより、要求に負けて僕が渡した)
それで遊んでもらって乗り切りました。

ようやく説明が終わって解散になった後は、
これが楽しみで来ていたようなものだった
園庭の遊具で徹底的に、最後の一人になるまで
遊び続けました。
とっくにお昼の時間は過ぎ、それでもなお
帰ろうとしないので、結局最後は強制撤去。
来た時と同じく涙と鼻水を拭きながら
抱っこで幼稚園を後にしたのでした。

明日は平日ですが、もちろんまたあの通園服で
今日よりも早い時間から、しかも送ったあとは
親から離れて過ごすことになります。
おまけに今日もらったプリントには
「終わったあとは園庭で遊ばず帰りましょう」
としっかり書かれています。
もう今日何度も「明日また行って遊ぼうね」
って言っちゃったのに…
一体何をダシに連れ出せばいいというのか…
いよいよ不安しかないですが、致し方ないので
ヨメに全てを託したいと思います。


それにしても、園長先生の話にもプリントにも
再三にわたって出てくる「集団生活の為に」
というフレーズ。言いたいことはわかるし、
今日見たきなこ以外の、非常におとなしく
言われたとおりに動く園児たちを見て
「こりゃあ楽だなぁ」と思ったのも事実です。
でもそれは結局、大人にとっての
「都合の良い子ども」でしかないんじゃないか
という気もするのです。

集団や組織・社会を円滑に回していくために、
様々なルールが生まれたり、あるいは
個人の主張を一時的に横に置いておくことは、
それはもちろん必要なことかもしれません。
でも組織のために個人があるわけでもないし、
集団のために個が失われていくことをまるで
「より良いことだ」とでも言うかのように
当たり前に押し付けられてしまうと、
どうしても同調できない気持ちになります。

そういう意味で、今日のきなこは
我々2人は死ぬほど疲れましたが、
「よくやった」と言ってあげたいです。