シーホースとナッツ

父親目線で、長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育ての記録や思ったことなどを書いていきます。

史上最大の挑戦(自分比)

昨年、我々は一つの決断をしました。
2月の段階ではまだ絶賛悩み中だった、
「2人目どうする?」問題です。その後、
こんな記事をヨメ名義でアップしてるので
バレバレと言えばバレバレなのですが、
その間に「まずはチャレンジする」ことで
2人の間で結論が出ています。

正直すんなり決まったとは言い難く、
幾度となく話題としては浮上しつつも
結論を出せずに悩み続けていました。
何しろ、今の我々の持てる力で考えれば
それはとてつもなく無謀なことのように
思えたからです。

親元からは遠く、地縁もない土地に住み、
さらに二人とも人付き合いが極端に苦手。
僕に至っては現時点で日常的に交流のある
友達は一人もいません。
要するに、頼れるところがないのです。
おまけに稼ぎは僕一人きり、
そして当時は育児休業などもちろんない
非正規雇用契約社員でした。

そんなの、冷静に考えれば
1人を育ててるのだってかなり無謀です。
人手の件はまあ何とか考えていくとしても、
より深刻なのが収入面の問題。
正直これから子どもの将来にわたって必要な
お金のこととかを考えると、不安すぎて
頭がおかしくなりそうだったので、
とにかく見て見ぬふりをしながら、目の前の
ことだけに集中するようにしてきました。

そんな孤立無援の状態で、どうしてさらに
「もう一人」を決断しようと思ったのか。
おかしな話ですが、決め手になったのは
そういう「自分達の家族の状態」でした。
他に頼るものが何もない、家族全員で
寄り集まって乗り切っていくしかない、
という状況を考えた時に、
「だったら人数は多い方がいいじゃないか」
という考えに至ったのです。

たとえ1人では絶対乗り越えられないような
困難な状況も、周りに家族がいれば
支え合ってどうにかなるかもしれない。
お互い知恵を出し合って、気持ちを聞いて、
痛みを分け合っていくことを考えたら、
その人数は1人でも多い方がいい。
「そんなの、子どもに対して無責任だ」と
お叱りを受けるかもしれません。でも
かつて本当に誰にも頼ることができず
独りきりで生きてきた人間としては、
家族が一人ずつ増えていくという喜び
経験してしまった以上、どうしてもそこに
希望を見出さざるを得ませんでした。

それに、どうせ決めるなら早い方がいい
というのもありました。
決断に時間がかかればかかるほど
我々の年齢も上がっていく一方なので、
体力勝負の子育てを考えれば早い方がいい。
だから最後は勢いです。
いつまでも悩むくらいなら、さっさと決断して
その時間を具体的な対策を考えることに
有効活用したほうがよっぽどいい。
そんなふうに気持ちは固まっていったのです。

しかしそんな折、仕事の問題が勃発しました。
会社都合で非正規雇用が続けられなくなり、
フリーランスへの転向を迫られたのです。
状況を考えれば、何故この時に正社員への道を
選択しなかったのかと、これまたお叱りを
受けるかもしれません。会社の人だって、
もし知っていたらそう言ったかもしれません。

でもそこには、譲れないものがありました。
それは僕自身の「大事にしているもの」の
優先順位の問題です。
少なくとも現時点では、収入や安定よりも
子育てにかける「時間」の方が、
圧倒的に自分の中で優先度が高かったのです。
それはいわば、「人生の目的」と言っても
いいぐらいのことでした。

僕の人生の目的は、お金を稼ぐことではない。
それが全てとも言いませんが、少なくとも
子どもを育てることの方が遥かに比重が大きく
収入を得ることはそのための手段に過ぎない。
それを僕は「ポリシー」と呼びましたが、
正社員になって残業まみれになるより
早く家に帰れることを優先させたのです。
要するに、安定を捨てる代わりに
自由を得たのだと思っています。

もちろん不安がなかったわけではないし、
それどころかその決断をする時は本当に恐くて
何度か泣きそうになりました。
今ももちろん恐いですし、ヨメも同じくらいか
それ以上に不安なんだろうと思います。
ただ仕事のことも2人目のことも同じですが、
漠然とした不安を無闇に大きくしてしまうより
具体的に「確定申告はどうしよう」
「年金と保険料と市民税の支払いどうしよう」
「ファミサポの登録はどうしよう」
というようなことで悩んでいる方が、
よっぽど乗り切れそうな気がしてきます。

そんなわけで今日、
みんなで産科に行ってきました。
7週目だそうです。
現在13mm。心拍も確認できました。

秋に向けて、より実効的な対策を考えていく
日々のスタートです。

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↑長い待ち時間に痺れを切らしたきなこと
病院の駐車場で作った雪だるま。
寒かった…