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シーホースとナッツ

父親目線で、長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育ての記録や思ったことなどを書いていきます。

2歳児が結婚式に出たらこうなった

日記(次女誕生まで)


このエントリはもうこの写真1発で
終わってもいいような気もするのですが、
一応もう少し続けます。

この週末、ヨメの親族の結婚式に家族揃って
片道5時間かけて出席してきました。
きなこにとっては、生まれて初めての
「フォーマルな場」ということで
上手くやれるかどうか心配していたのですが、
上手くいかないことのハイライトは
予想以上に早い段階で訪れたのでした。

それは会場についてすぐ、この日のためにと
用意していたドレス風の洋服に着替える時。
ヨメを含む女性陣は着付けのためのフロアに
向かうのですが、そこは男性は入れないと。
突然パパとはぐれて、ママは自分の準備で
あまり相手をできる状態でもなく、
しかもよくわからないおばさん達(スタッフ)
に囲まれて、きなこは軽くパニックに
なってしまったのかもしれません。
とにかく大荒れになったそうで、
着替えも断固拒否、ヘアセットも勿論拒否、
下着姿で「パパに会いたい」と大さわぎ。
控室で待っていた僕は急遽電話で呼び出され
特別に着付けフロアに通されて
カーテン越しに受け取ったきなこを
ひたすらなだめる係に。
要求されるままに外階段を(下着姿のまま)
5階から1階まで歩いて探検したりしました。
そして結局、用意していたドレスは着られず
かろうじて上に羽織るものだけを着せて
下は普段着のままで出席、となりました。

その流れで式に突入したものだから
まだ本人の気が収まらず、まずおとなしく
座っていることなんてできずに暴れ放題。
そこでの事態はある程度想定していたので、
用意していた下ろしたてのシールブックで
気を紛らわせながら乗り切ったのでした。
冒頭の写真は、その後の写真撮影の時に
カメラマンさんが使っていた脚立です。
会場がブーケトスやらで大いに盛り上がる中、
ひたすらあれで遊ばせろと主張し続けた末の
きなこの姿なのでした。

披露宴が始まっても自由度は変わらず、
事ある毎に早くケーキを食べさせろ、
出された料理はいらんジュースを飲ませろ、
窓の外に見える滝の所に行かせろ、
キャンドルサービス用のロウソクをよこせ、
暗くするな明るくしろ、と要求は
とどまることを知りません。
さらに完全に飽きてしまった後は
再び誰もいない中庭へ繰り出して
大はしゃぎで全力疾走、(下の写真)

戻ってきては新婦がお手紙を読んだ後で
しんみりムードの会場内を奇声を上げながら
駆け回る、といった感じで、
参加者やスタッフの皆さんが
笑ってくれているのが唯一の救いな状態で
怒涛の時間が過ぎていきました。

まあきなこにしてみれば、こちらの事情なんて
知ったこっちゃないし、ここ最近はなるべく
本人の気持ちの準備ができるように
事前にこの先起こることを説明しておくように
しているものの、結婚式というのが何なのか
しっかりと理解などしてもらえるわけもなく、
(一回「行かない!」と言い出した時には
「ケーキ食べれるよ!」と説明したりしてた)
そもそもこっちの都合でおとなしくして
もらおうなどと考えること自体に
無理がある話なんだろうと思います。
本人にとっては、あくまで自然に、ただ自分の
やりたいようにやりたいタイミングで
行動しているだけなのですから。

今はもうとにかく「終わってよかった…」の
一言につきますね。
きなこもヨメも僕も本当にお疲れ様でした。

その他、今回思ったことをいくつか。
一切言うことを聞かない、しかもそれなりに
機動力のある2歳児を結婚式に連れて行くなら、
子どもの世話は完全にパパの仕事です。
女性はどうしたってきっちり着飾らなければ
いけない以上、準備に時間も取られるし
動きだって制限されてしまいます。
だいたいヒールなんか履いて、全力疾走する
子どもを追いかけ回したりなんてできません。
ぜひパパが全力で、気を抜けば池に落ちそうに
なる子どもを追いかけてあげてください。

そしてもう一つ、今回大勢の親族に囲まれて
きなこもたいそうチヤホヤされた訳ですが、
同時に感じたのが親族の皆さんから飛んでくる
「指示」「誘導」「制止」の声の多さです。
もちろん良かれと思って言ってくれてるのは
わかるのですが、ちょっときなこが
水辺に近寄ったり、全体の流れに乗れずに
一人突飛な行動をしたりすると、
大勢の口から「ほら○○ちゃん行くよ!」
「こっちだよ!」「あー!危ないよ!」
の声が飛んでくる訳です。声だけが。
これは言われる本人にとっては
鬱陶しいだろうなぁと思いました。ていうか
僕自身が鬱陶しく感じた、のが本音です。

こっちは毎日彼女と向き合ってる訳だから、
そんなふうに言われて素直に動くわけがない
ということも知ってるし、どこまで行ったら
本当に危ないのかも知ってるし、
そんな時は声掛けなんか意味なくて
体を張って止めなきゃいけないのも知ってる。
彼女がそういう行動をするのは「そうしたい」
という意思があってのことなのだから、
まずそういう本人の気持ちを無視して
ただ「ああしろこうしろ」と言ったのでは
決して納得などしてくれません。
彼女がどうしたいと思っていて、もしそれが
無理なことならどうしてできないのか、
危ないとしたらどういうふうに危ないのか、
ちゃんと向こうの気持ちを聞いてから
説明して理解してもらう段取りがなければ、
普段だったら確実に反発されている所です。
状況的に仕方のないこととはわかりつつも、
そして流石にそこできなこも
いちいち反応したりはしなかったけれど、
あんなふうにほうぼうから言われたのでは
さすがに傷ついただろうなぁと思いました。

最後にもう一枚、式が終わった後の夕方
家族3人だけで散歩に出かけた時に。
僕らの開放感が表れているかのような
きれいな空でした。