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シーホースとナッツ

父親目線で、長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育ての記録や思ったことなどを書いていきます。

気持ちを言葉にする

半年ぶりくらいにきなこが風邪を引きました。
夏の間は奇跡的にずっと元気でしたが、
ちょっと空気が乾燥してきたらたちまちです。

数日前からどうもくしゃみが沢山出るなぁと
思っていた月曜の夜、寝た後しばらくして
寝室から唸り声と「ダメ!ダメ!」という声。
もう相当体がしんどくなっていたのでしょう、
そこからは久しぶりにたっぷり3〜40分かけて
ワッとなったりおさまったりを繰り返しながら
泣き続けました。

翌朝はもう起きた時から鼻がズルズルで
熱のわりには元気だったものの、ハイライトは
電動鼻吸い器を使った時(やっぱり超泣いた)
と、この日も昼寝の時。前の夜と同じように
寝てしばらくしてからの大泣きでした。
今回つくづく思ったのですが、やっぱり
こういう時に指名を受けるのはヨメですね。
夜、一瞬だけ僕が交代した時のきなこは
まさに鬼神のごとき猛烈な怒りっぷりでした。
安心が欲しい時の母親、遊びたい時の父親、
きなこにとってここの使い分けは
まだまだ健在のようです。

ところで3度目の大泣きの時、ヨメが膝元で
涙と鼻水とよだれまみれになってるきなこを
何とかなだめようと「お茶飲みたい?」とか
「おやつにしよっか!」と声をかけていて、
まあ僕だってその立場だったら同じことを
してたに違いないのですが、その時はふと
まず「気持ちを言葉にしてあげたらどうか?」
ということを考えたのでした。

とにかく本人は「風邪の症状がしんどい」で
泣いているわけだから、多少当てずっぽうでも
「鼻が苦しいんだよね」
「体が痛くて嫌なんだよね」
「つらくて泣きたいんだね」という感じで、
本人の気持ちを代弁してみるつもりで
声をかけてみました。

果たしてそれがどれだけ当たっていたのか
一応呼びかけにはうなずいてくれて、
その後程なくして泣き止んだものの
たまたま本人の気持ちが落ち着く
タイミングだっただけかも…と思いつつ、
ただ少なくとも自分の中で「こういうことは
あまり意識してやってこなかったな」という
発見があったのでした。

実はこの「気持ちを言葉に」のフレーズは、
大好きなドラマ『TEAM』に出てくる一節です。
うろ覚えですが
「子どもは表現力が未熟なんです。
 彼らの声に耳を傾けて、
 気持ちを言葉にしてあげてください。」
というようなことを主人公が言うのです。

そして実際に自分が子どもの頃にも、
学校で風邪がひどくなり保健室に言った時に
先生に症状を聞かれても言葉を知らないから
どう伝えていいか分からなくて
「具合悪いんです」しか言えなかった、
という経験をしたことがありました。
それは症状だからまだ具体的だけど、
「気持ち」みたいなぼんやりしたものなら
ますます子どもには言葉で表現しにくいもの
なのかもしれません。

これまでイヤイヤのきなこと向き合う時、
まず彼女が「何を望んでいるか」をなんとか
引出そうとしたり、とにかく話を聞いたり、
「イヤ!」という気持ちに共感することは
意識してやってきたけど、それに加えて
「代わりに言葉にしてあげる」というのも
もっと意識的にやっていこうと思いました。
外れてもいいから「こういう表現があるよ」
ということを教えてあげるつもりで、
どんどん言ってあげられたらいいなと
思います。