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シーホースとナッツ

父親目線で、長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育ての記録や思ったことなどを書いていきます。

保育園に行けないことを悔やまない

近頃、なんだか身の回りで保育園に関する話題が
賑やかで、うらやましさが頂点に達しています。

これまでに何度も書いてきたのですが、
僕はきなこが生まれる前、先にデンマーク
初めとするヨーロッパ各国の充実した保育事情を
見聞きしてしまっていたせいもあって、
そのあとになって日本の実情を知るにつれ
がっかりに次ぐがっかりを味わったものでした。

北欧のこと その3
北欧のこと その6
保育園

とはいえ、やっぱりそんな日本だって
保育園が素晴らしいことに変わりはないわけで、
たくさん同年代の子どもと触れ合えること、
ヨメが24時間べったりの状態から抜け出せること、
そして何より「保育士さん」というプロの方々の
力を借りられることなど、挙げだしたら
キリがないくらいの素敵さがあると思っていました。
実際に子どもが生まれて以来、その思いは
どんどん強くなっていて、もはや保育園に
「憧れている」といっていいレベルに達しています。

しかしながら、ヨメが結婚のために仕事を辞めて
僕の住む東京に来て、その後も出産のことを考えて
再就職をしないという選択をしたわが家の場合、
待機児童超激戦区のこの街(練馬区)において
子どもを保育園に入れることなど、夢のまた夢です。

仮に必死に゛保活゛をして、運よくどこかに
入れたとしても、その代わりにどこかの家庭では
(もっと切実な状況かもしれないのに)
子どもを預けられなくなっているかもしれない…
なんて考えたらもうそれだけでつらいので、
とても本腰を入れて頑張る気にもなれません。

さらに「3歳までは母親が育てるべき」などという、
一体誰が言い出したんだくらいのおかしな考え方に
同調する政党が政権をとってしまった今、
日本はこれから先も望まない方向にばかり
進んでいくと思われるので、
きっと保育園や待機児童を巡る状況も
改善される見込みは薄いように感じられます。

というようなこともあってか、最近は何かと
やさぐれてしまうことが多かったのですが、
ちょっと考えを改めることにしました。
気をつけないといけない大事なことは、
「子どもを保育園に行かせられない」と悔やんだり
それを自分のせいにして責めたりしないこと。

もともと子育てを始める前、僕は自分自身に
「子育ては失敗する前提で取り組もう」と
言い聞かせてきました。それはつまり
「決して子どもは自分の思い通りになんか育たない」
という意味で、あえて成功か失敗かというなら
「失敗するものと捉えよう」と思っていたのです。
そうしないと何か思い通りにならないことがある度に
ストレスになるし、自分を責めてしまうだろうし、
とにかくニコニコしていられなくなると思ったから
こそ、そういう考え方を心掛けてきました。

今回もその初心を忘れずに、
「保育園に行かせられない」ことを悔やむのではなく
「行かなくたってそれなりに子は育つ」と
考えるようにしよう、と。
家とは比べものにならない広い施設に沢山の同級生、
そして保育のプロの方々の様々なテクニック。
どれも手には入らないけれど、子育てのド素人である
僕ら二人が、僕らなりの育て方をやったって、
きっと本人は一人で程よく育ってくれるだろうと
信じてやっていこうじゃないかということです。

その考え方を思い出してみたら、ようやくちょっと
心が軽くなれたような気がしました。
それはそれとして、別に素敵なものを「素敵だ!」と
言うこと自体は構わないと思うので、これからも
保育園はやっぱり憧れであるし、保育士さんの
テクニックや考え方はどんどん取り入れながら
素人なりの取り組みを続けていきたいと思います。