シーホースとナッツ

長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育て中に考えたこと、の保管場所。

「子育てハッピーアドバイス ようこそ 初孫の巻」

前にも少し触れた「ハッピーアドバイス」の最新刊、
改めて読みましたので感想などを少し。

今回テーマは「孫」ということで、初めて孫を迎える
祖父母の皆さんに読んでもらいたい、
というような内容になっています。
実はわが家のそれぞれの両親にとっても
うちの赤ちゃんが「初孫」になるので、
前作の 「妊娠・出産・赤ちゃん」に続いて
非常にタイムリーな内容なのでした。

今回はそういう、今までとは違った層に向けて
改めて「ハッピーアドバイス」の理念のようなものを
一から説明するような形になっているので、
正直シリーズの本をすべて読破している我々としては
おさらいに近い部分が結構入ってきたりしています。
とはいえ「新知識」のコーナーなど、これまで
何となく「常識」として信じられてきたことで
今の常識ではなくなっていることなどが
たくさん紹介されていて、やっぱりとっても
ためになりました。
自分達でも、「何となく親からそういわれたから」
という理由で疑問も持たずにやってしまっている
トンデモ常識があるかもしれない、
という視点を持つために、こういった本は
とても重要だと思います。

しかしそれよりも、この本を読んで僕が思ったのは、
祖父母(自分にとっての親)にしてもらいたいことは
「孫育て」なんかではないなぁ、ということです。
自分自身ですら、「子育て」する立場ではなくて
「勝手に育っていく子どものサポート役」だと
思っているくらいなので、ましてやジジババが
何するものぞ、というくらいの思いです。

もちろん、赤ちゃんに関わってくれる人間の数は
多い方がいいので、親も「育てよう」なんて思わず
ただ単に「楽しいから」というくらいのテンションで
赤ちゃんと触れ合ってくれればそれでいいです。
そんなことよりも、よっぽど切実にお願いしたいのは
「我々のことを助けてほしい!」の一言に尽きます。

正直ここまで2人だけでやってきて、既にかなり
消耗しているのを感じている所なので、
誰でもいいから「助けて!」と言いたい状態では
あります。だから別に、相手が親である必要は
全くないのですが、でももし向こうから
「何か手伝おうか?」と言ってくれるのだとしたら、
何よりもまず僕らのサポートをお願いしたい。
勝手な言い分かもしれませんが、実際切実なのです。

「イクジイ」なんて呼ばれてニヤニヤしている
世のおジイさんも、孫が可愛いのはわかりますから、
どうかその前に日々の育児でヘトヘトになっている
自分の娘・息子のことをもうちょっとちゃんと
見てあげてくださいね!
そして実際ウチの父親も、赤ちゃんが生まれてからの
鼻息の荒さには正直かなり辟易しているので、
その辺のことをガツンと言ってくれた方が
嬉しいかなぁ、と思います。
そういう本って出てないですかねぇ。

子育てハッピーアドバイス ようこそ 初孫の巻 ~孫が幸せに育つために子育てハッピーアドバイス ようこそ 初孫の巻 ~孫が幸せに育つために
(2012/07/10)
明橋 大二、吉崎 達郎 他

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