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シーホースとナッツ

父親目線で、長女「きなこ」と次女「あんこ」の子育ての記録や思ったことなどを書いていきます。

北欧のこと その2

北欧のこと

今回は、少し前にも言っていた通り、僕が好きな
北欧の教育について、少し書いてみたいと思います。
教育といっても、算数とか理科の話ではありません。
子どもに社会性や、自ら考える力を与えること、
生きるのに必要な能力を身につけてもらうこと、
そしてそれを実現させるための
国をあげての取り組み、といった話です。

前回病院のことを書きましたが、
ああいうことがシステムとして成り立つためには
国民みんなが自分のした行動で
社会にどんな影響を与えるのか、ということを
「想像」する力を持っていることが
前提になるんじゃないかと思っています。
つまり、無料だからといって
みんながちょっとしたことで病院に行ったら、
たちまち大混雑になって本当に必要な人に
必要な医療が行き届かなくなる。
それはもし自分が逆の立場になったときに困るから、
簡単なことでむやみに病院に行くのはやめておこう。
おそらくそういう思考ができる、ということです。

それはさかのぼると、仕組みを作る政府の側にも
「きっと国民はそういう考え方ができる」という
信頼があって成り立つもので、もっというと
国民全員が小さい頃から、親や学校、周りの人達に
きちんとそういうふうに教育されている、という
共通認識があるということではないでしょうか。

実際、北欧の教育について調べてみると、いかに
国全体がそこに力を入れているかが良くわかります。
社会全体で子どもたちを育てようという認識が
あるようで、だからこそ教育費も一切無料です。
義務教育の期間は競わせるようなテストは一切なく、
落ちこぼれを作らずみんなが等しく
必要な知識や能力を身に付けられることを
重視しているようです。何より「義務教育」とは
「教育を受ける義務」ではなく、親や社会の側に
「教育を受けさせる義務」がある、というところが
非常に象徴的だと思います。
子どもに与えられているのは、学校に限らず
家庭でもどこでも好きな場所で
必要なだけの教育を受けられる「権利」です。

家庭教育といえば、北欧では
子どもの頃に親から「民主主義」の考え方を
かなりしっかりと教えられるようなのですが、
民主主義の本当の意味を子どもに説明できる親が
日本にどれだけいるだろうか、ということを考えたら
日本との違いがよくわかるかもしれません。